今回は、ライトゲームにおけるおすすめのタックルボックスと、それに組み合わせるカスタマイズ用品についてご紹介します。
本記事は次のような悩みを解決します。
- どのタックルボックスを選べば良いのかわからない
- タックルボックスをどのようにカスタマイズすれば良いのかわからない
普段の釣行時、肩掛けバッグやウエストポーチなどに釣具を入れて釣行される方も多いと思います。
実際に、私もテトラ帯や地磯をランガンする時は、肩掛けバッグで釣行します。
しかし、バッグのみで釣行する際に、よくやりがちな「あれを持ってくるの忘れた!」問題。
高頻度で釣りに行かれる方は、このような経験が一度はあるかと思います。
人間ですから、忘れる物くらい誰でもしちゃいますよね。
私なんか、リールを忘れてしまい、釣り場で杖(ロッド)を持った魔法使いになったこともあります(笑)
そのような事がないように、釣りに必要なアイテムを全て入れられるタックルボックスを持ち運べると便利ですよね。
今回は、「どのタックルボックスにしようか悩んでいる」方や「タックルボックスをどのようにカスタマイズすればいいのかわからない」と困っている方に向けて記事を書いていこうと思います。
Contents
タックルボックス
アングラーの知恵や思考が詰まった宝箱。
それがタックルボックスだと私は思っています。
「SNSで気になるあのアングラーさんのタックルボックスの中には何が入っているんだろう」
そう思ったことはありませんか。
私はけっこうあります(笑)
それくらいタックルボックスは魅力の詰まったアイテムだと思います。
また、タックルボックス内を整理している時というのは、釣りのイメージが膨らみ、モチベーションが上がる幸せな時間でもありますよね。
今回は3種類+2種類の合計5種類のおすすめタックルボックスについてご紹介します。
5種類の内訳は、「私が実際に釣り場に持ち運んで使い分けている」3種類と「仲間が使っていて、良さそうだなと思う」2種類です。
①「VS-7055N 明邦化学工業株式会社」
このタックルボックスは、明邦化学工業が展開しているハンドル付きタックルボックスの中でも最も小さいタイプのタックルボックスになります。
私はこれと同じサイズのVS–7055(ハンドル固定機能が付いていないタイプ)を持っており、主に近所の堤防へアジングやメバリングに行く時など、ちょっとした釣行の際に使用しています。
このタックルボックスのメリットは、
- とにかくコンパクトでランガンしやすい
- 二層構造となっており中身が散乱しにくい
という2点が挙げられます。
とにかくコンパクトでランガンしやすい
サイズ感的にテトラ帯や磯でのランガンの際にも邪魔になりにくく、非常に小回りがききます。
ただし、タックルボックスを手で持った状態でのテトラ帯や磯のランガンは危険ですので、下記のベルトをお使いください。
また、先にもご説明した通り、私はVS-7055というハンドル部分に固定具がついていないものを使用していますが、
この固定具が搭載されていないボックスだと、ハンドル部分を持ち上げた際に、ボックス内の重心次第で外側に傾いてしまい、ロッドホルダーにロッドをセットしている場合は、ロッドが落ちてしまう危険性があるため、ハンドル固定具付きのVS-7055Nをおすすめします。
二層構造となっており中身が散乱しにくい
ジグヘッドケースやルアーケース等を入れられる層(下段)とハサミやリーダー等の小物類を入れられる層(上段)の二層に分かれているため、整理しやすく取り出しやすくなっています。
また、参考までに、コンパクトな割に強度が強いため、70キロ程度の体重であれば、イスとして座っても壊れません(個体差があるかもしれないので、ご注意ください)。
②「VS-7070N 明邦化学工業株式会社」
「とにかくどのタックルボックスを選べば良いのか分からない」という方には、このVS-7070Nをおすすめします。
このタックルボックスのメリットは
- 二層構造となっており中身が散乱しにくい
- ベストな容量かつ細長形状で持ち運びやすい
という2点が挙げられます。
二層構造となっており中身が散乱しにくい
①のVS-7055Nと同様の構造ですが、こちらは上段の小物入れスペースが元々3部屋に分かれており、①VS-7055Nと比べて収納の自由度が高いです。
さらに、付属の仕切り板を使うことで、より細分化することができ、自分好みの収納方法を確立しやすくなっています。
ベストな容量かつ細長形状で持ち運びやすい
このタックルボックスは、ライトゲームにおいてベストな容量設定だと個人的には思っています。
何をもってライトゲームにおいてベストな容量設定だと言っているのかというと、
釣り場に持って行く釣具が多いアングラーさんにとって丁度良い容量ということであるのと同時に、
ジグヘッドやルアー等をケースに収納して、ある程度ミニマルにまとめられているアングラーさんにとっては、2種目のターゲットを狙った釣行が可能となる容量設定であるということです。
私は、ライトゲームだけでなく、エギングやロックフィッシュ等においても、ケース類を活用してミニマルな釣行を心がけているため、このVS-7070Nを使用する時は、常に2種目をターゲットにして釣行することができています。
また、特筆すべきは、この細長い直方体形状です。
他のシリーズは、立方体に近い形状をしているのに対して、このVS-7070Nはより細長い直方体形状になっています。
この細長い直方体形状により、ベルトを装着して肩に掛けてタックルボックスを持ち運ぶ際、
他のシリーズは立方体という形状であるため、タックルボックス自体が傾きやすかったり、タックルボックスの角が体に押し当てられるため少し痛みを感じたりします。
そのようなデメリットを、この細長い直方体という形状が解決してくれるのです。
この「ライトゲームにおけるベストな容量」と「持ち運び安さ」は非常に大きなメリットであるため、
現在私は、このVS-7070Nをメインタックルボックスとして使用しています。
③「バケットマウスBM-5000 明邦化学工業株式会社」
このBM-5000はライトゲームにおいては非常に大きいサイズのタックルボックスです。
このタックルボックスのメリットは、
- いざという時に持ち運べるストックボックスとなる
- とにかく大容量
という2点が挙げられます。
いざという時に持ち運べるストックボックスとなる
特に釣り歴の長い方には、お分かりいただけると思いますが、
「このルアーいいな」、「これも欲しいな」と釣具を買い漁っていると、
いつの間にか、「こんなにたくさん釣具を持って釣り場に行けるわけないだろ」ってくらい釣具って増えてしまいますよね(笑)
そのような状態になってしまった時に、このバケットマウスBM-5000は、普段は部屋の中に置いておく、ストックボックスとして使えるということです。
ランガン用バッグに必要な釣具だけ選んで持って行くといった時間がない時は、とりあえずストックボックスとランガン用バッグだけ持って出かけるといった事ができるのも、魅力の一つです。
とにかく大容量
ライトゲームにおいては、ただひたすらに大容量です。
よって、私はこのタックルボックスを、遠征釣行用に使用しています。
ただやはり、ライトゲームの要(かなめ)である機動性は良くないので、
ランガンに重きを置かれるアングラーさんには、このバケットマウスBM-5000を単体で使われることはおすすめできません。
④EVAタックルバッカン プロックス
このタックルボックスは、私の仲間が使用しており、非常に使い勝手が良さそうなので、今回紹介させていただきました。
このタックルボックスは文字通り「バッカン」と同様のソフトな素材でできています。
そのため、付属ベルトを肩に掛けてタックルボックスを持ち運ぶ際に、ボックスの角が体に押し当てられることによって感じる痛みを軽減してくれます。
また、4本のロッドホルダーとインナークリアケースが最初から付属(ロッドホルダーは基本的に取り外し不可)しているので、非常にコスパに優れたタックルボックスだと思います。
※ソフト素材なので、ボックスの天板に座る事はできません。その点はご注意下さい。
⑤ドカットD-4500 リングスター
このタックルボックスは、文字通りドカット大容量です。
また、値段も比較的安い上に、素材も丈夫なので、とりあえず大容量のボックスが欲しいという方にはおすすめです。
しかし、ロッドホルダーを装着する等のカスタマイズをする際は、ネジで穴を開けて固定する必要があるので、抵抗がある方は①から④のタックルボックスをおすすめします。
おすすめカスタマイズ用品
ただ釣具を持ち運ぶだけであれば、タックルボックスである必要はなく、トートバックでもリュックサックでも何でもいいと思います。
釣り場で快適な釣りができるように、各々のニーズに合わせてカスタマイズをしていくことも、楽しみの一つだと思います。
ここでご紹介するカスタマイズ用品は、明邦化学工業株式会社製タックルボックス専用のものになり、それらは全て、タックルボックスの多目的ホルダーと言われる箇所に取り付け可能です。
①ロッドスタンドBM−250light
ロッドスタンドは、釣りの快適度を大きく上げてくれるアイテムです。
ロッドスタンドが無いために、大切なロッドを地面に直置きせざるを得ず、それに気づかずに大切なロッドを踏まれてしまい、ロッドが破損するという惨劇を経験した仲間もいます。
そのような危険を回避するためにも、ロッドスタンドの取り付けを強くおすすめします。
この「ロッドスタンドBM-250light」は、ネジ不要の構造であるため、取り外しが非常に簡単で、他のカスタマイズ用品との交換が楽にできることがメリットの一つと言えるでしょう。
サイズ感は、アジングロッドやメバリングロッドなどのライトゲームロッドに適したロッドスタンドだと言えますが、エギングロッドやシーバスロッド・バスロッド等にもお使いいただけます。
※ただし、エンドグリップの直径が3.4cm以上のロッドは入らないので、次にご紹介する「BM-300light」をお使いください。
②ロッドスタンドBM−300light
BM-250lightと同様に、ネジ不要の構造であるため、取り外しが簡単に行えます。
このロッドスタンドのサイズ感は、ライトゲームロッドをセットするには少し大き過ぎますが、エギングロッドやシーバスロッド、ショアジギングロッドをセットするのにはちょうどいいサイズ感です。
※ライトゲームロッドをセットできないという意味ではありませんので、誤解されないようご注意下さい。
ショアジギロッド等も入ります。
③ハードドリンクホルダーBM
夏の暑い日などに釣行される際、最も気をつけなければならない事が、熱中症対策です。
釣りに集中していると、無自覚に体力を消耗してしまっているものです。
手足に痺れを感じた時には、時すでに遅しということになりかねません。
また、ペットボトル等の容器をポケットに入れていると、ランガンの際に邪魔になったり、容器を海に落としてしまい、海ゴミ問題に抵触する行為に繋がってしまう危険性もあります。
そのような危険性を排除するためにも、このドリンクホルダーは非常に役に立ちます。
④パーツケースBM100
このパーツケースBM100は多目的に使用することができ、頻繁に使用する小さいハサミやライターなどの小物類を入れられるようになっています。
私は、主にゴミ入れとして使用しており、ワームが入っていたパッケージや、破損したルアー、糸クズなどをこのパーツケースBM100の中に入れて持ち帰るようにしています。
釣り人が増え、各地で海ゴミ問題が取り沙汰されている中、精力的にゴミ拾い活動をされている素晴らしい方々がいらっしゃる一方で、平気で釣り場にゴミを捨てる者も多くいます。
一人一人が極力ゴミを出さないよう、少なくとも自分が出したゴミは自分で持ち帰ることができるような「ゴミ箱」を用意するという最低限の準備はすべきだと思います。
⑤マルチホルダー BM-25、BM-30
これは、「ロッドスタンドBM250light」及び「ロッドスタンドBM300light」それぞれに取り付けられるマルチホルダーです。
このマルチホルダーに「③ハードドリンクホルダーBM」や「④パーツケースBM100」を取り付ける事ができます。
このマルチホルダーは、タックルボックスの多目的ホルダーの空きが無くなった際に重宝します。
⑥トレイ BM-S、BM-L
このトレイは、ルアー交換の際、ルアーの仮置きをするのに重宝します。
「いちいちケースからルアーを取り出し、交換後のルアーをケースにしまう」という繰り返しの行為が無くなるため、時短アイテムとも言えるでしょう。
ただし、闇夜での釣行の際は要注意です。
理由は、タックルボックスに気づかず蹴飛ばしてしまい、仮置きしていたルアーが宙を舞うという事件が起こる可能性があるからです(笑)
夜に釣行される際、足元には細心の注意を払いましょう。
まとめ
今回ご紹介させていただいたタックルボックスやカスタマイズ用品は、
実際に私が使用してきて良かったと思えるものと、仲間が使用していて良さそうだなと思ったものを厳選しました。
冒頭部分でもお話ししましたが、
釣りを始めたばかりで、どのタックルボックスにすれば良いのかわからないという方は、「VS-7070N」と「ロッドスタンドBM-250light もしくは BM-300light」を購入されることをおすすめします。
また、それ以外のタックルボックスが気になられていた方にとっても、本記事が参考になるものとなっていれば幸いです。
自分の釣りのスタイルに合わせたタックルボックス選び、またそのカスタマイズ方法を見つけていただき、皆さんの釣りがより快適なものになる事を願っています。
本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは皆さん、より良いフィッシングライフをお過ごしください🎣