今回は、よつあみYGKから展開されている、メバリングで大活躍間違いなしのおすすめPEラインを3種類ご紹介します。
ご紹介に先立ち、最初にこれだけはお伝えしておきます。
今回ご紹介するPEラインに限ったことではございませんが、
私がご紹介する釣具は全て、実際に釣り場で使用感をチェックした上で「この釣具であれば、皆さんがお使いただいても後悔しないだろう」と思うものしかご紹介致しません。
もちろんそれは発信者として当然のことだと思いますが、
私がこの「フィッシュスケープ」というブログを立ち上げた背景として、
おそらく釣りを知らないであろう方が書いた釣具紹介記事に、散々踊らされて貴重な時間とお金を散財してきたという経緯があります。
(今思えば、それを見抜けるだけの経験と知識量が不足していた当時の自分にも非があると思います。)
「1秒でも長く釣りをしたい」と思っている皆さんが、このブログを見るために貴重なお時間を割いて見にきていただいているわけですので、
「絶対に後悔させたくない」という想いで、これからも「釣り方」や「おすすめの釣具紹介」に関する記事を書いて参ります。
まだまだ未熟ではございますが、実釣データに基づき、できるだけフラットな目線で記事を書いていくよう努めて参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
前置きが長くなってしまいましたが、早速ご紹介に移ろうと思います。
Contents
【よつあみYGK】メバリングにおすすめのPEライン3選
今回は、「よつあみYGK」が展開するメバリングに適したPEラインをご紹介します。
まず、PEラインをご紹介するにあたって、どうして「メバリング」に焦点を当ててご紹介するのか、その理由を説明します。
一般的に「ライトゲーム」という言葉で一括りにされがちなアジとメバルですが、
生態が違えばもちろんそれぞれ習性も異なります。
まずアジについて、アジは回遊魚ですので主にベイト(エサ)に付いて回ってきます。
そのベイトはどうやって回ってくるのか。
それは、「潮流」や「常夜灯などの光」がキーポイントとなって回ってきます。
つまり、アジを釣るためには「潮通し」と「常夜灯」を基軸にポイント選定します。
そういったポイントに共通して言えることは、堤防などの「オープンウォーターフィールド」であることがほとんどだということです。
一方メバルはどうかというと、アジのように積極的にベイトを追いかけるというより、物陰に隠れて待ち伏せし、目の前を通った獲物を確実に捕食するといった習性があります。
つまり、物陰となり得る藻場や岩礁、テトラ帯といった「ストラクチャーフィールド」に付く傾向が強いのです。
「この話って、PEラインとどういう関係があるの?」と思われた方も少なくないと思いますが、イメージしてみてください。
何も障害物のないオープンウォーターフィールドで、魚をかけて走り回られるのと、
岩礁だらけの浅場で魚に走り回られるのと、
どちらがラインブレイクを引き起こす可能性が高いでしょうか。
言わずもがな、後者ですよね。
昨今アジングでは、ラインメンディングおよび操作性の観点からエステルラインが主流となっています。
これは、堤防などの「オープンウォーターフィールド」で釣りをすることが大前提となっているからに他なりません(※ギガアジ等の規格外のアジは除きます)。
対して、いつ根擦れしてもおかしくないフィールドで釣りをする事の多いメバリングは、強度の高いPEラインが必要になります。
よって、今回「メバリング」に焦点を当ててPEラインをご紹介するにあたって、
- メバルの強烈な引きにも対応できる直線強度を持つPEライン
- ストラクチャーフィールドでの使用を前提とした根擦れに強いPEライン
- 離れたストラクチャーを狙い打つために飛距離を出せるPEライン
- 価格
という4つの観点でご紹介しようと思います。
※下記の記事冒頭部で、アジの生態について触れておりますのでご参考になさってください。
※メバルの生態については、後日公開予定の「フォールで釣るメバリング」に関する記事の中で詳しく触れるつもりですので、そちらをご覧ください。
①よつあみYGK XBRAID UPGRADE X4
画像:アマゾン
【個人的評価】
- 直線強度 :(星4)
- 根擦れ強度:(星4.5)
- 飛距離 :(星4)
- 価格 :(星5)
現在私はこのライン(0.25号)を、ジグ単・キャロ・スプリット・プラッキングの釣りにおいてメインで使用しています。
また、メバリングだけでなく、アジングにおいてもこのPEラインを使っています。
特筆すべき点は、驚異のコストパフォーマンスの高さです。
細さの割に直線強度も高く、4本編みであることにより1本1本の原糸が太いので根擦れにも強いです。
また、ガイド抜けも非常によく、飛距離もよく伸びます。
操作感についてですが、「しなやか過ぎない」というラインの印象から、ラインスラックを弾くようなクイックなトゥイッチアクションが特にやり易く、
かと言ってクイックに動かしたくない場面においてのリフトアンドフォールなどのアクションも問題なく操作可能です。
上記のように、フィールドやアクションを限定されないオールマイティ性を持っているにもかかわらず、実売価格2000円程度(100m)という驚異的な安さで売られていることが信じられません。
良心的すぎます。
ただ、デメリットとして糸鳴りする事が挙げられます。
これは、先ほどご説明した4本の原糸を編み込んで1本の糸として作られているという構造上、隣り合う原糸との間に空間が生まれやすく、その空間がザラつきとなり糸鳴りを引き起こします。
私は糸鳴りは気にならないタイプですので、「XBRAID X4」に大満足しておりますが、
「糸鳴りが気になり過ぎて釣りに集中できない」という方は次にご紹介するPEラインをご検討ください。
よつあみYGK ロンフォート リアルデシテックス WX8
画像:アマゾン
【個人的評価】
- 直線強度 :(星5)
- 根擦れ強度:(星4)
- 飛距離 :(星5)
- 価格 :(星4)
リアルデシテックス0.3号を巻いたタックルを持つ仲間に一度貸してもらって使用しましたが、
一言で言うと、完成度が非常に高いPEラインです。
ラインのコシとハリのバランスが非常に良く、何よりも”細い”です。
リアルデシテックスが細いと言うよりかは、他のラインが太いと言った方が正しいのかもしれませんが、非常に細いです。
この細さは、飛距離が伸びるだけでなく、潮による影響も受けにくく感じ、ルアーを操作するイメージがしやすかったです。
私はリアルデシテックスを巻いたタックルを借りて魚を掛けることはできませんでしたが、仲間が25cm程のメバルを掛け、ドラグをほぼ出さないほど強めのドラグ設定でファイトしていましたが、隣で見ていて余裕を感じました。
ライン強度は、先ほどご紹介した「XBRAID UPGRADE X4」が0.3号で6lb(ポンド)であるのに対し「リアルデシテックス」は0.3号で9lbあります。
※1lb=0.454kgですので約4kgの直線負荷に耐えられると言うことになります。
公式表記で3lbの差があるので、明らかに「リアルデシテックス」の方が直線強度が高いと言えるでしょう。
また、ラインの表面が非常になめらかであるため、糸鳴りは全くしませんでした(経年劣化によって毛羽立ちが出てくれば糸鳴りを起こす可能性があります)。
よって、他のPEラインで糸鳴りが気になる方にとっても非常におすすめできます。
しかし、このラインを購入するにあたって非常に高い壁もございます。
それは、”高価”だということです。
良いものはやはりそれなりの値段がします。
ですが、できるだけ細いラインで飛距離を出す必要があり、かつデカい魚を獲りたいと願うストイックアングラーにとっては安い買い物と言えるでしょう。
私がストイックアングラーと言えるかはさておき、次はこの「リアルデシテックス」をメインタックルに巻いてみようと思っています😂
よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8
【個人的評価】
- 直線強度 :(星4.5)
- 根擦れ強度:(星4)
- 飛距離 :(星4.5)
- 価格 :(星4.5)
現在私は「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8」の0.6号をメインフロートゲームタックルに巻いています。
このラインは0.6号で14lbの直線強度があり、27cm.28cm程度のメバルであればドラグをほぼ出さずにゴリ巻きで寄せて来られます。
また、シーバス等の不意の大物にも余裕で対応できるため、非常に信頼を置いているラインです。
※動画の終了間際に45cm程のセイゴとのファイトシーンがあります。
根擦れについては、4本編みのPEラインと比べると1本1本の原糸が細いため、少し弱いかもしれませんが、2年間使ってきて今のところ根擦れでラインブレイクしたことは1度もありません。
また、操作感については「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X4」と比べてしなやかさが強いように感じます。
しなやかと言えど、クイックな操作も可能ですし、もちろん感度も抜群です。
飛距離に関しては、非常に良く伸びます。
特に、フロートゲームでシャローフリークエクスパンダを使うと、暗闇の中を彗星の如くカッ飛んでいく様が綺麗に見えるほど飛距離が出ます。
次に価格ですが、性能の割に非常にお求めやすい価格だと思います。
実験的に、「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8」の0.6号を2年間1度も巻き替えることなく、フロートゲーム・エギング・スーパーライトショアジギングにおいて高頻度(平均週2〜3回の使用)で使ってきましたが、毎釣行後しっかりPEラインの塩抜きさえすれば、2年間使えないことはないです。
※1年くらい使用したところで、ラインのツヤが無くなってしまいましたが、1年半くらいまでは問題なく使用できます。しかし、1年半を越えてくると強度が落ちてきたように感じたので、最大でも1年半のご使用を目安としてください。
よって、「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8」はコストパフォーマンスに優れ、これと言ってデメリットに感じる点も少ない良いラインだと言えます。
ただし、ラインナップとして一番細いもので0.6号と、PEラインでジグ単ゲームをする方にとっては少し太いと思います。
どうしても、「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8」でジグ単ゲームをしたい、もしくはもう少し細いラインでフロートゲームをしたい、と思われる方は「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM」をおすすめします。
「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM」のラインナップとして0.4号と0.5号が追加されているため、極細PEラインを使ったジグ単ゲームにおいても使えるラインだと思います。
また、「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM」はマーキング(2mごとに20cmのマーキング)付きのラインであるため、
私はこのPEラインの0.5号をエギングで使っています。
エギングは、他の釣りと比べてラインを見てアタリを取らなければならないことが多いため、マーキング付きのラインが非常に使いやすく、
一般的に2500番のリールを使用することの多いフロートゲームとエギングは、同一のリールを用いることができるという点からも、マーキング付きの「よつあみYGK XBRAID UPGRADE X8 PENTAGRAM」はおすすめできます。
まとめ
今回は、「よつあみYGK」から展開されている「メバリングに最適なPEライン」を3種類(結果的には4種類になってしまいましたが)ご紹介しました。
メバリングはアジングと違い、「ストラクチャーフィールドでの釣りがメイン」という観点からもライン強度を要する釣りであるため、今回ご紹介したような良質なラインを使うことが肝要になります。
また今回ご紹介したラインは、ジグ単ゲームだけでなく、スプリット・キャロ・フロート、そしてプラッキングと多彩な釣り方に適応できる、いい意味でクセのないラインだと思いますので、
「よつあみYGK」のラインをまだ使ったことのない方は、是非一度お試しください。
良すぎてこれ以外のラインを使わなくなってしまうかもしれません😂
今回も、本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
皆さんの釣りが、より快適に、より楽しくなることを願っています。
それでは皆さん、より良いフィッシングライフをお過ごしください☺️