今回は、私が日頃のメバリングで絶大な信頼をおいている
【ドラゴンテイル】
というワームについてご紹介します。
今回は、【ドラゴンテイル】が何故釣れるのか、理由を細かく解説していきますので、本記事を最後まで読んでみてください☺️
読み終える頃には、【ドラゴンテイル】を使ってみたくなっていると思いますよ😁
Contents
BIOVEX(バイオベックス) とは
画像引用:BIOVEX
BIOVEXは、
「株式会社LoveSoulDream」が展開するフィッシングブランドで、
バスフィッシングカテゴリーに留まらず、ソルトルアーの開発も手がけられているメーカーです。
最初に会社概要を説明する理由としては、
BIOVEXのコンセプトに感銘を受けたからに他なりません。
コンセプト内容は以下になります。
BIOVEXの基本コンセプトは、既成概念の打破。
ルアー発祥の地、本場アメリカではルアーフィッシングの認知度は高く
幅広い層の人々に楽しまれている。
BIOVEXでは、実力を備えたルアーを、手軽により多くの人に使って頂き
日本のルアーフィッシングの裾野を広げたいと考えています。Trust our Craftsmanship
BIOVEX ルアーは、常識にとらわれない、
“釣るため”そして”楽しむため“の独自のコンセプトを
日々フィールドで培い、惜しみなく提供しています。
BIOVEXルアーと共に、ぜひ未知なるフィールドで夢を掴んで下さい。引用:BIOVEX
「既成概念の打破」という考え方は、
私にとっての釣りに対する理想であり、常に意識していたい理念でもあります。
机上の空論ではなく、常に現場主義であること。
それがいかに大切なことであるか、
BIOVEXが作る【ドラゴンテイル】を使うことで、結果(釣果)を通じてそれを体感できることと思います。
たった1.5インチのソフトルアーに込められた、半端ではない情熱とこだわりに、私は心を奪われました。
「ドラゴンテイル」でメバルが爆釣する理由
画像引用:BIOVEX
ドラゴンテイルは、
1.2インチ、1.5インチ、2.2インチ
の3サイズ展開されており、
画像引用:BIOVEX
カラーバリエーションも豊富(1.5インチは24種類)に取り揃えられています。
このドラゴンテイルというワームは、私がメバリングを組み立てる上で「切り札」として使用しているワームです。
いろんなワームを試してみたけど反応が得られなかったという時に、
最後に仕方なく投げるワームとしてよく使っています。
ドラゴンテイルを使ってフォールアクションをすれば、高確率でメバルを釣ることができるという実釣経験から、
ドラゴンテイルには絶大なる信頼をおいています。
ここからは、
ドラゴンテイルが「なぜ釣れるのか?」ということについて、
ワーム自体を細かく見ながら、自分なりの考察をお話ししていきます。
何故ドラゴンテイルが釣れるのか。
その理由は主に、以下の4点だと考えています。
- 「高比重であることによって飛距離が伸びる」
- 「ファットボディであることによってルアーが潮流を受けやすくドリフトさせやすい」
- 「硬めのマテリアルとボディ中央のスリットによって、ベイトライクなアピールが発生する」
- 「テール部分の逆立ち形状リブによって発生する秀逸な微波動がメバルを誘う」
上記について、順番に解説していきます。
「高比重であることによって飛距離が伸びる」
ドラゴンテイル1.5インチは、ワーム自体の自重が0.5gあります。
つまり、単純に1.0gのジグヘッドと組み合わせると、1.5gのルアーになるのです。
他社製のワームでも、高比重ワームは多く存在しますが、
ドラゴンテイルに関しては、
ワーム自体が弾丸のような形状をしており、
空気抵抗を抑制できるため、
他社製ワームと比較して、飛距離が伸びやすいです。
「飛距離」という要素は、
特に地磯やテトラ帯などのフィールドにおいて、
絶大なるアドバンテージとなり得ます。
メバルの居るポイントが、ジグ単で狙えるギリギリのキャスト範囲といった比較的岸際(20〜30m程度)の場合において、ドラゴンテイルは大活躍します。
また、高比重であることから、
軽量ジグヘッドとの組み合わせでも、フォール姿勢が安定するため、
フロートメバリングなどで、0.3g程度の軽量ジグヘッドを多用する場面において重宝するワームと言えるでしょう。
ファットボディであることによってルアーが潮流を受けやすくドリフトさせやすい
ドラゴンテイルは、以前解説した「スレたメバルを釣るためのフォールアクション」を使ってメバルを誘うのに最適なワームと言えるでしょう。
ファットボディ形状によって潮流の当たる面積が広く、
「潮に乗せるフォールアクション」がイメージしやすくなっているため、
スレたメバルに対しても違和感なくアプローチできます。
また、潮流を受けやすい形状ということから、
潮通しの良いフィールドにおけるフロートゲームでも、
その効力を遺憾無く発揮するワームですので、
是非フロートゲームでも使ってみてください。
硬めのマテリアルとボディ中央のスリットによって、ベイトライクなアピールが発生する
実際にドラゴンテイルを触っていただくと、お分かりいただけると思いますが、
マテリアル(素材)は比較的硬めであると言えるでしょう。
さらに、ドラゴンテイルの見た目で特徴的な、ボディ中央にスリットが入っていること。
これら2点の要素によって、
ドラゴンテイルはベイトライク(小魚のよう)なアピールを発現していると考えられます。
その理由について、個人的な考察を交えながらお話しします。
まず、マテリアルが柔らかいワームの場合、
ボディ全体がブルブルと振動することで、大きい波動を出すことができます。
対して、硬いマテリアルのワームの場合、
ボディ全体がブルブルと大きく振動することはなく、波動を抑えられます。
つまり、ワーム自体が潮流の影響を受けづらく、流れの中で不動(振動しない)状態となります。
この、「流れの中でワームが不動状態となる」ということによって、
硬めのファットボディに当たった潮流は、ボディ中央のスリット部分で極小な乱水流を起こすことが想定されます。
これは、ベイトフィッシュの胸ビレやエラの部分で発生する水流と似た水流が発生しているのではないかと、私は解釈しています。
そして、メバルは体表にある側線と言われる器官で微細な水流や水圧を感知するという性質を持っていることから、
上記のような、他のワームでは出せないベイトライクな水流を感知し、
ドラゴンテイルに思わず口を使ってしまうのだろうと考えています。
「テール部分の逆立ち形状リブによって発生する秀逸な微波動がメバルを誘う」
ドラゴンテイルのテイル部分をよく見てみると、
進行方向に対して逆立った形状のリブが付いています。
この逆立ち形状のリブが水をしっかり捉え、抵抗となることで、
テイル部分が非常に振動しやすくなります。
さらに、先ほど解説した「硬めのマテリアル」という要素が加わることにより、
振動しやすいのにも関わらず、テイルの振動幅が抑えられてしまうという矛盾が起こることで、
速く小刻みな振動が可能となります。
この「速く小刻みな振動」がメバルの食性を強烈に刺激し、
半ばリアクションバイトとも言える質のバイトを誘発しているように感じます。
上記4つの要素が、ドラゴンテイルが「メバルが爆釣するワーム」だと言える理由だと考えます。
デメリット:パッケージ端部のワームが曲がっていることが多い
これまで賞賛してきたドラゴンテイルにも、
唯一デメリットとなり得る点があります。
そのデメリットとは、
上の写真のように、パッケージ端部のワームが曲がってしまっているものが目立つということです。
感覚的なお話しではありますが、
やはり、ボディやテイル部分が曲がってしまっているワームはキレイに泳がないからなのか、
魚からの反応が悪いように感じます。
ワームは可撓性(曲げられる性質)であることから、全て完璧にまっすぐな製品を作ることは不可能であることは理解していますが、
同じお金を支払うのに、使えるワームの数が少なくなってしまうことは、やはり残念に思います。
せっかく作り込まれた良質なワームなので、パッケージ形状の見直しを図るなどして、このデメリットを改善してもらえると個人的には非常に有り難く思います。
このデメリットが改善されるまで、
購入の際は、ボディが曲がってしまったワームが入っていないことを確認してご購入されることを推奨します。
まとめ
冒頭でもお話ししましたが、
現在メバリングワームは、
ピンテール、シャッドテール、パドルテール、ダート系、微波動系、などなど
それぞれ特性の違うワームが数多く展開されており、
その中から、その時の状況にあったワームを選択することが、
釣果を上げるための攻略法の一つだと思います。
ただ、一つ言えることとして、
アングラーの数が増えたことによって、釣れるメバルの数は減ってきているように思います。
そのようにシビアな環境になりつつある近年のメバリングにおいても、
相変わらず安定した釣果を出してくれるワームのことを、
「最強ワーム」と称してご紹介するに値するルアーだと私は思っています。
今回ご紹介した【ドラゴンテイル】は、
間違いなく「最強ワーム」だと自信を持って言えるルアーですので、
まだ使ったことがないという方は、是非一度試してみてください。
きっと、【ドラゴンテイル】が価値のある1匹へと導いてくれることでしょう。
本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは皆さん、より良いフィッシングライフをお過ごしください☺️