メバリング

【メバリング】フロートメバリング必釣法ドリフト編 潮に当てて乗せてデカメバル攻略 

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今回は、フロートメバリングにおけるドリフト釣法について解説します。

ドリフトってイマイチよく分からない。

と思われている方に向けた記事にもなっていますので、フロートメバリングだけではなく、アジング・エギング・ロックフィッシュなどの他の釣りにおいても使える釣り方なので、是非参考にしてみてください

本記事を読むと、以下のことが理解でき、釣果に繋げることができます。

  • ドリフト釣法とは。
  • 当て潮ドリフトの使い所。
  • 乗せ潮ドリフトの使い所。
  • ラインテンションコントロールの重要性
  • フェザーリングの重要性

 

ドリフト釣法の前に

ドリフト釣法についての解説を読んでいただく前に

【メバリング】フロートメバリング必釣法! リトリーブ編今回は、フロートメバリングにおけるリトリーブの釣り方について解説します。 フロートメバリングの仕掛けについてはある程度理解できたけ...

こちらの記事の「飛ばし浮きの残浮力から選定するジグヘッド重量」

という項目をご覧になっていただくと、より理解しやすいと思いますので、是非ご覧ください。

やはり、フロートリグを用いてドリフト釣法をする際は、フロート自体がもつ浮力を考慮することが必要不可欠です。

また、フロート自体の表面が受ける潮流も考慮して、フロートの形状にこだわるなど、突き詰めれば突き詰めるほど奥の深い釣りがフロートゲームです

ドリフト釣法とは

ドリフト釣法とは

ルアーを水の流れに当てたり乗せたりしてアクションすることです。

当てる?乗せる?なにそれ。

と思われた方。

大丈夫です。

最初からそれが分かるアングラーなどいません。

ドリフト釣法というのは

特にシーバスゲームをされる方にとっては、絶対に抑えておくべき知識であり感覚であると思います。

と言うのも、シーバスゲームのメインフィールドは河川であり、

河川とは皆さんご存知の通り

流れ

がありますよね!

海も同様に

潮の満ち引きに伴う潮流

があります!

今回はフロートメバリングに焦点をあてて、

2種類のドリフト釣法について解説していこうと思います。

 

当て潮ドリフト

当て潮ドリフトとは

潮流方向に対してルアーを逆行させる

という釣り方です。

難しいですよね。

イメージしにくい方は、「流れるプール」をイメージしてください。

流れるプールでは流れを作っているポイントが数ヶ所ありますよね。

その流れを作るポイントで流れに逆らって泳いだ経験はないでしょうか?

流れに逆らった時に

勝手に体が浮く感覚や

その場に定位するしかない感覚

それがイメージできればいいです。

とにかく、ルアーが流れに逆行するという事です。

経験上、当て潮ドリフトを使うタイミング及び釣れるタイミングがあるのでご紹介します。

 

払い出しの潮の時

払い出しの潮が出ている時は、当て潮ドリフト釣法が爆発します。

まず、払い出しの潮とは

このように、潮が沖へ沖へと流れている流れ方です

この流れにルアーを逆行させて定位させれば釣れるのか!!

と思ったそこのあなた!

甘いです。

じゃあ、払い出しの潮の時に当て潮ドリフトを使う極意とは何か?

それは、

キャストしても届かない潮のヨレにルアーを送り込むためのドリフト!

です。

メバルの付き場として、ストラクチャーが鍵になると、冒頭リンク先の記事で説明しました。

潮のヨレもまた、潮流が作り出すストラクチャーと捉えられます。

潮のヨレとは、潮流同士がぶつかっているポイントで流れの緩いスポットのことをいいます。

潮のヨレには、流れに逆らえず流されてきたアミエビや小魚が溜まっています

メバルはそこにいる餌を食べている事が多いので、その潮のヨレにルアーを送り込む必要があるわけです。

では、どうやって沖の潮のヨレを判断するのか。

それは、

払い出しの潮に乗せてルアーを運び、ラインの出て行く速度が落ち着いた所が、いわゆる潮のヨレです

そこでラインテンションを張り、トゥイッチを入れたりサビいたりして、ルアーの存在をメバルにアピールします。

その潮のヨレにメバルが居ると、

トンッ

と言ったアタリが出るので、

あとはフルフッキングをかましちゃってください。

 

ルアーの向きが変わる時

これは、先程と違い

釣り方というより、釣れるタイミングの話です

潮が横方向に流れている時、

潮上(流れの上流)にキャストしたルアーが自分の正面を通過した時にルアーの向きが変わり、かつフォールからリフトに切り替わります。

このちょっとした変化が出た時にメバルは思わず口を使ってしまうのか、よくアタリがでます

なので、自分の正面を境として潮上から潮下に転じる瞬間というのは特に集中しておくといいです

 

乗せ潮ドリフト

乗せ潮ドリフトとは、

当て潮ドリフトの逆で

潮の流れに任せてルアーを送りながらフォール中のアタリをとる釣り方です。

乗せ潮ドリフト釣法は

潮上から自分の正面までの区間のドリフトです

エサ(アミエビや小魚等)は流れに逆らえず、潮に乗って流れてきます。

要するに、

その流されてくるエサをイメージしながらルアーを流れに乗せるといったイメージです

ジグ単でフォールの釣りをある程度やり込んだ方なら

すぐにできると思います。

その理由は次の項目で解説します。

 

大事なのはラインテンション

当て潮ドリフト釣法と乗せ潮ドリフト釣法において最も大切なこととして、

ラインテンションのコントロール(通称:ラインメンディング)

が挙げられます。

例えばテンションをしっかりかけた状態

潮流の中にルアーを入れると

流れに逆行してルアーが浮き上がり

ヘッドの向きが潮上へ向きます

一方、ラインテンションを緩めた状態

潮流の中にルアーを入れると

ルアーはフォールし

ヘッドの向きは潮下へ向こうとします

 

気づいた方はさすが👍

そう。

ラインテンションをかけるか抜くかで、アクションが全て逆になるのです。

もちろんトゥイッチやリトリーブも、れっきとしたアクションではあるのですが、

よりナチュラルなアクションとして先程説明したラインメンディングが挙げられます

ラインテンションのコントロールは、横で見ているとアクションをしている感は全くありませんが、実は非常に高い集中力を使い、かつ繊細なロッドワークを要します。

これについては経験値がものを言うため、とにかく海へ足を運び、数を打ってマスターするしかありません!

しかし、これができるようになってくると、釣果が爆上がりしていることでしょう

 

フェザーリングの重要性

これはキャストに関する素養ですが、

フロートゲームにおいては特にフェザーリングは重要になります。

そもそもフェザーリングってなんだ?

と思われた方はご安心ください。

ちゃんと説明します。

フェザーリングとは

キャスト後、ルアーが着水する瞬間にライン放出中のスプールエッジに指を添えて、ルアーが着水する直前でブレーキをかける事です。

これがなぜ必要なのか。

それは、糸がらみを防止するためです

メカニズムを説明します。

フロートゲームにおいては、

キャスト後のルアーは飛ばし浮きが先行した状態で飛行します

その状態でブレーキをかけると、

慣性の法則に従って

後方のジグヘッドが先行します

そして着水に至り

スムーズに適正な水中姿勢へと移行できる

というメカニズムです。

地味な動作ですが、この動作を体に染み込ませ、無意識的にフェザーリングができるまでになると、

糸がらみも極端に起こりにくくなり、手返しが飛躍的に向上するので是非心掛けてみてください

 

まとめ

  • 当て潮ドリフトで潮のヨレまでルアーを運ぶ
  • 乗せ潮ドリフトで流れてくるエサを演出して食わす
  • ラインテンションをコントロールする
  • キャスト後のフェザーリングを徹底し、手返しを上げる

上記が本記事のまとめとなります。

冒頭リンクにもある【リトリーブ釣法】もあわせて読んでいただき、

状況を見てこれらの釣り方を使い分けながら、時には組み合わせながら、是非デカメバルをキャッチしてみてください。

この記事が、皆さんの釣果の一助となれば幸いです。

 

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