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秋のエギングにおすすめのエギ4選 エギはダート性能・フォール姿勢が肝要

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今回は「秋のエギングにおすすめのエギ4選」ということで、

私が普段のエギングで使用しているエギの中から、おすすめのエギを4種類ご紹介します。

今回ご紹介するエギの中には非常に人気の高いエギもありますので、釣具店で見かけたらシーズンオフ中でもご購入しておくことをおすすめします。

 

秋エギングにおすすめのエギ4選

エギングに限らずルアーフィッシング全般における永遠の議題でもある、

「どのルアーが一番釣れるのか問題」

その議題に対する私の答えとしては、「その時の状況を見て判断すべし!」です。

特にアジングにおいては、このワームじゃないと釣れないといったことは正直無いと思っています。

しかし、エギングにおいては「どのルアーを選ぶのか?」といった要素が、他のターゲットに比べて少し強いように思います。

そこで今回は、実際に私が秋のエギングシーズンで実績を重ねてきたエギを4つご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

①エギリーダートマックス(Fish League)

評価

  • ダート性能 :
  • フォール姿勢:
  • 実績    :

エギリーダートマックスは、私が最も信頼を置いているエギと言っても過言では無いくらい、非常に高実績のエギです。

また、特筆すべきは”比類無きダートのキレ”です。

ダートマックスのどういった特徴がこの”比類無きダートのキレ”を生むのか、少し自分なりの考察をお話しします。

  • アイ(穴)の位置

写真のように一般的な他のエギは、アイの位置が鼻先にあるのに対して、ダートマックスはヘッド上部にアイが位置しています

これはライトゲーム用ジグヘッドでお馴染みの「尺ヘッドD type」も同じような特徴があり、アイの位置を後方へずらすことによって、水平方向へのキレのあるダートが可能となります

  • ボディ形状

ダートマックスは他のエギに比べて、ボディの角度が鋭角になっています。

それによって水を受ける面が広くなり、シャクリを入れた瞬間の抵抗が大きくなることで溜めが効いて、ダートの初速が上がるのではないかと考察しています。

これら2点の特徴が、”比類無きダートのキレ”を生むのではないかと考えています。

話を戻しますが、このキレキレのダートがアオリイカの食性を刺激するのか、他のエギには見向きもしなかった個体が次々と反応してくれます。

次にフォール姿勢について、

ダートマックスのフォール姿勢は、他のエギと同程度といったところですが、特筆すべきは”沈下速度が速い”ということです。

この特徴がもたらす恩恵として、深場や潮流が速いエリアを攻略しやすいということが挙げられます。

実績に基づく個人的な感覚なのですが、サイズが出にくい秋イカシーズンにおいて、大型個体はボトムやストラクチャーにタイトに張り付いていることが多いと感じています。

そのような大型のアオリイカを釣るためには、しっかりボトムを取ることが重要になるため、”沈下速度が速い”ダートマックスは非常に重宝します。

ダートマックスの実績の高さは、上側の墨にまみれた方を見ていただくと想像に易いと思います。

 

②エギ王 K(Yamashita)

評価

  • ダート性能 :
  • フォール姿勢:
  • 実績    :

「エギ王 K」を知らないという人を探す方が難しいくらい、エギングをしている方なら誰もが知っているエギです。

「エギ王 K」が釣れるエギなのかどうかということは、その知名度の高さが物語っていると言えるでしょう。

特筆すべきは、”違和感を与えないフォール姿勢”です。

この“ハイドロフィン”と言われる水切りのようなパーツがあることによって、安定したフォール姿勢が可能となるとのこと。

実際にデイゲームで「エギ王 K」のフォール姿勢を確認したところ、確かに他のエギに比べてフォール時にヘッド部分が上下にカクカク動くことは少なく、真っ直ぐ綺麗にフォールすることを確認しました。

経験上、アオリイカが特に嫌うエギの動きとして、シャクリ後にラインテンションを張りすぎることによる、フォール時におけるエギヘッド部分の上下運動が挙げられます。

つまり、「如何にエギをナチュラル(違和感なく)にフォールさせられるか」ということが肝要であると言えるでしょう。

「エギ王 K」は今回ご紹介するエギの中で最もフォール姿勢が綺麗だと言えるため、下記のようなシチュエーションでお使いいただけると良いかと思います。

  • 潮流が早いフィールド
  • 強風下でラインメンディングが困難な時
  • スレイカの多いエギング激戦区

また、「エギ王 K」の重量展開として、

”ディープ(3.5号のみ)” ”ベーシック” ”シャロー(2.5号を除く)” ”スーパーシャロー(2.5号を除く)”

といった展開となっており、フィールドや天候条件に合わせた選択ができることも、「エギ王 K」の魅力の一つではないかと思います。

“違和感を与えないフォール姿勢”という最強の特性を持った「エギ王 K」ではありますが、個人的に少々残念に思う点が1点だけあります

それは、ダートのキレがイマイチということです。

ここでいうダートのキレとは、ダートのスピードと幅のことを言い、”今回紹介している他のエギと比較して”突出したものが無いように個人的には感じています。

しかし、この「ダートのキレがイマイチ」という特性はあくまでも活性の高いアオリイカが多い初秋において効率よく釣っていくという意味合いでのデメリットであり、晩秋のスレイカが多くなってくるシーズンにおいては、エギが大きくダートしすぎないことがメリットとなることが多いと感じています。

従って、「エギ王 K」は晩秋の大型アオリイカ(キロアップ前後)を狙うのに適したエギだと言えるでしょう。

 

③エギ王 LIVE(Yamashita)

評価

  • ダート性能 :
  • フォール姿勢:
  • 実績    :

「エギ王 LIVE」は、先ほどご紹介した「エギ王 K」と並んでYAMASHITAエギシリーズの二大巨頭の一角を担う超人気のエギです。

また、「エギ王 LIVE」は今回ご紹介するエギの中で最も安価であり、入手難易度も低いため、全国のエギンガーたちの”スタンダード”として君臨し続けるエギだと言えるでしょう。

特筆すべきは、”ダート性能とフォール姿勢を高次元で両立させた安定感”です。

これと言って欠点が無いということが「エギ王 LIVE」の最大の強みであり真骨頂だと個人的には思っていて、現場に着いて「まず手始めに何から投げようか」という時に選ばれる一本だと言えるでしょう。

感覚的には、

「エギ王 K」よりもダートのキレが良いが、フォール姿勢の綺麗さは劣る。

と思っていただいていると良いかと思います。

また、同じノーマルタイプを比較した時に「エギ王 K」よりも「エギ王 LIVE」の方が沈下速度が遅いということから、気持ちほんの少しゆっくり魅せたい時に「エギ王 LIVE」を使うと良いでしょう。

「エギ王 LIVE」についても「エギ王 K」と同様に多種多様なサイズ・重量展開及びカラーバリエーションがラインナップされており、水深や潮流速度に応じて使い分けられる汎用性の高さも魅力の一つと言えるでしょう。

 

 

④クリックス プロスペック(CRONO)

評価

  • ダート性能 :
  • フォール姿勢:
  • 実績    :

「クリックス プロスペック」はCRONO社から展開されているエギです。

CRONOと聞いて、初耳だと思われた方も少なくないと思いますが、

CRONOの前身は、エギングの金字塔とも言える「カンジインターナショナル」です。

「カンジインターナショナル」はエギング専門メーカーということもあり、エギングへの情熱とこだわりを強く感じさせられるメーカーでした。

その情熱に応えるかの如く、「カンジインターナショナル」を愛用されている方は皆エギングのプロ達という印象を個人的には持っています。

さて、「クリックス プロスペック」について話を戻しますが、このエギの特筆すべき点として以下の2点が挙げられます

まず1点目が、“細身形状によるシャープでキレのあるダート”です。

「クリックス プロスペック」は他のエギと比べてボディ形状が細身であり、そのため、ダート時に水を受ける面積が小さくなります

ダート時に水を受ける面積が小さくなるということは、単純に水の抵抗を受けにくくなるということであり、それによってダートの初速が速くなります

この”ダートの初速が速い”ということがどういう恩恵をもたらすのか、個人的な考察を交えてお話しすると、

“速い動きに反応する個体を拾える”ということになります。

「なんだよ!そんな簡単なこと誰にでもわかるわ!」と思われたことでしょう(笑)

しかし、実際に釣れない時間が続いた時に、冷静にこの思考に至ることができるでしょうか。

実際に現場に立つと、膨大な情報量を処理せざるを得ないがために、冷静に考えながら釣りをするということは容易なことだと言い難いでしょう。

人それぞれ趣味嗜好が異なるように、アオリイカにも好きな動きやカラーがそれぞれ違うと私は考えています。

速い動きに惹かれる個体もいれば、じっくりとスローにフォールしていくものに惹かれる個体もいるということです。

次に2点目の特筆すべき点は、”秀逸なフォール導入動作”です。

アオリイカはほとんどの場合、シャクリ後のフォール中にエギを抱きにきます。

従って、如何に違和感なくフォールさせられるかということが肝要であり、それは同時に、如何に自然にフォール姿勢に導入できるかということが重要だとも言えるでしょう。

「クリックス プロスペック」は、その”フォールへの導入動作”が抜群に綺麗であることから、フォール時にアオリイカにしっかりとアピールすることができます。

上記の”細身形状によるシャープでキレのあるダート”と”秀逸なフォール導入動作”という2点の特性から言えるのは、

「クリックス プロスペック」は”緩急のメリハリが効いたエギ”だということです。

この”緩急”という言葉は、エギングに限らず全てのルアーフィッシングにおける重大なヒントだと私は思っています。

「クリックス プロスペック」はルアーフィッシングにおいて重要な”緩急”を高いレベルで体現している非常に優秀なエギだと感じています。

「クリックス プロスペック」をまだ使われたことのないという方は、是非この”緩急”がもたらす凄さを釣果を通じて体感してみてください。

 

まとめ

今回は「秋のエギングにおすすめのエギ4選」と題して、私が今まで使用してきたエギの中でも特に実績の高いエギを4種類ご紹介してきました

フィールドや天候条件に合わせて、今回ご紹介した4種類のエギを使い分けることで、さらなる釣果を望むことができると思いますので、まだ使ったことがないという方は是非一度試してみてください。

最後に、「ルアーの転売問題」に関して個人的な考えを述べようと思います。

「ルアーの転売は最低!」

「ルアーを転売するやつも悪いが買うやつも悪い!」

などなど、今日さまざまな声が飛び交っていますよね。

私も基本的には「高値でのルアー転売」には反対です。

しかし、希少価値の付く物(供給に対して需要が上回る物)の値段が上がることは世の常です。

金融リテラシーの高い方だと、その辺の考え方は弁えていらっしゃることだと思いますので、「同じエギなのにこのカラーだけ高いのはおかしい!」とはならないと思います。

みんなが欲している物を得るためには、それに見合った対価を支払わなければ得られないということです。

本当にそのルアーが欲しいのであれば(再生産を待てないのであれば)、高値で買えばいいと思います。

しかし、それでは「ルアーの転売問題」に対しての根本的な解決にはなりません。

では、どうすれば解決に繋げることができるのか。

私の意見は以下です。

希少価値の高いルアーが欲しいと思った時に、「自分は魚を釣りたいのか?それともルアーを集めたいのか?」と自分に問い正すのです。

正直、ある特定のルアーじゃないと釣れないということは99%無いです。

「私は釣具コレクターなんだ!」と言うのであれば止めませんが、「とにかく魚を釣りたいんだ!」と思うのであれば、他のルアーでも全然釣れるのに、高いお金を支払ってまでそのルアーに固執する必要はないですよね。

待っていればいつかは手に入ります。

道具に頼りすぎることなく、自分の腕(現場合わせの思考力)で釣ってこそ、本当の釣りの楽しさを味わえると思います。

「このエギがおすすめだよ!」という記事を書いておきながら、矛盾したことを言っているようにも思えてきましたが、

今回ご紹介したエギは、私が高頻度で釣行した上で確かな実績を積んできた”厳選されたエギ”ですので、そこは信用して頂けると幸いです。

それでは皆さん、転売ヤーに屈することなく共に腕を磨いていきましょう!

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